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ANTAS 開発スタイル 2/2

2018.08.28

Chapter3: 情報共有

▼振り返りの他に取組んでいることはありますか?

朝会を行っています。問題点を早期に見つめるために毎朝15分くらいのミーティングを開催しています。
この朝会では、事細かに報告してもらうのではなく、例えば「昨日行った作業は?」『お客様よりヒアリングを受けていた』「その中で問題点は?」『ヒアリングに対する準備が十分ではなった』など、簡単な報告の中でも問題点を共有しています。
情報をオープンにし共有することで問題点を早期に見つけられるため、毎朝実施しています。

情報共有するやり方が1つあって、例えば野球を観に行ったとします。お客様も選手も審判も、全員がスコアボードを見たら何が起きているのかわかる。だからこのスコアボードのように、「誰が見てもわかる」ことを心掛けてやっています。

▼では、社内的にスコアボードのようなものがあるのでしょうか?

ツールを使っています。「カンバン」と言われるもので、「TODO、DOING、DONE」のレーンに分類されていて、やらなきゃいけない仕事を全て「TODO」に挙げ、やると決まったら「DOING」へ移します。終わっているのもを「DONE」のレーンへ移す。
「DOING」のレーンにあることが、今メンバーがやっていること。この欄を見れば、メンバーが何をやっているのか一目で分かります。
終わっているものも、同じように「DONE」のレーンを見ればすぐに分かります。
これを、プロジェクトごとに1週間または2週間単位で分かるようにやっています。

10年前はこのようなツールが無く、ホワイトボードに付箋でタスクをTODOからDOINGへ移すやり方だったのですが、付箋だと、すぐ状況はわかるものの、紙なので検索ができないなど、やはりできないこともあります。現在はツールをうまく利用することで、情報共有ができるように変化してきました。

 

▼このツールを利用して、タスク入力しているのはだれでしょうか?

僕も含むメンバー全員です。基本的にはチームメンバーが全員で入力しています。
ガントチャートのスケジュールは1ヵ月もたつと経つと予定通りにいかず、修正だけで多くの時間がとられてしまっていました。
これだと時間がもったいないので、今利用しているツールでは、TODOレーンにお客様が欲しい機能順にやることだけを並べ担当者をつけません。手が空いているメンバーが「これやります!」といった順番で行っていきます。
しかしこれを実現するためには、チームメンバーのスキルが、みんな同じで高くないとできません。実際には若手も新人もいますので、難易度を見極め、偏りが無いように担当をつけています。
このツールを見れば誰が見ても遅れも含め進捗状況がすぐわかるので、チーム内の管理もしやすく、PMから指示を出さなくとも、遅れている作業を他メンバーが手伝うことも可能になっていきます。

▼このツールは市販されているのでしょうか?

市販ではなく、WEBツールです。アジャイル専用のツールではなく、既存のWEBツールをアンタススタイルに合わせて使用しています。

Chapter4: PMとメンバー

▼「PMから指示を出さなくても」と話がありましたが、PMの役割も各メンバーが担っているということでしょうか?

はい。各メンバーが自己管理できるメリットが生まれるのも、このアンタススタイルの良いところだと考えています。自己組織化を目指すのも目的の1つです。

▼従来の開発手法やプロジェクトマネージメントをやってきた人ほど、アンタスで現在取組んでいるアンタススタイルの良さが理解できると思いますが、いかがでしょか?

はい。経験者にとってはメリットがわかりやすいと思います。経験が浅い人だったら、アンタスのやり方をやってみてもらえばいい。開発スタイルに関係なく、意識することなく、アンタスのやり方をやっていればマネジメント手法も身についていくと思います。

従来の受託開発だと、どうしても発注側のお客様やPMの立場が強く、末端の開発者は責任感が薄いケースがありました。
しかし、アジャイルで行うと、「お客様」「PM」「開発者」という一つのチームなので、お客様を含めメンバーも「誰かのせい」にしないで、プロジェクトを進めていけることができます。

▼それぞれの責任感の位置づけが、従来とは違うということでしょうか?

はい、違います。僕が今のスタイルで心がけているのは、「良い意味で自分が仕事しない」ということです。やはり、リーダーやPMがいると「どうしたらよいか?」と質問を受けます。
正直大きなプロジェクトになればなるほど、PMといえども細かい仕様まで覚えられませんし、全ての事項をPMがお客様と調整するには時間がかかります。お客様と直接やりとりすることで、メンバーの責任感も変わってくるので、直接調整してもらうようにしています。

▼このアンタススタイルの場合、PMは、何をしているかより、予定通りに進んでいることを管理するということでしょうか?

はい、そうですね。先にもお話したように、各メンバーが自己管理できるようになることも、このアンタススタイルのメリットです。
自己組織化していくようにリーダーやPMがメンバーを育てていく。メンバーが育てばプロジェクトに余裕が出ます。そんなときに、新しいことを勉強してもらえるような支援をしていく。
従来のスタイルではなかなかできなかったことにチャレンジしていきたいと思います。

※次回は「サーバレスアーキテクチャ」をテーマに、アンタスで活躍しているエンジニアのインタビューをご紹介いたします。

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