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アラート対応自動化サービス OpsAid オプスエイド

2020.02.16

常に新たな技術・サービスを開発しているアンタス。その技術とサービスの開発背景から課題解決、裏話までプロジェクトリーダーにお話を伺いました。今回は第一弾として自社サービスである【アラート対応自動化サービス「OpsAid」オプスエイド】をご紹介します。

▼アラート対応自動化サービス「OpsAid」オプスエイドはどのようなサービスですか?

OpsAidはシステムの運用保守担当者が手作業で行なっている作業を自動化するサービスです。 システム運用保守業務では、障害アラートへの対応、インシデント管理、報告書作成など様々な業務があります。担当者のスキルの差による対応漏れや対応間違いをいかに減らして一定の品質を保つか、限られた人数で同時に発生する複数の障害に対応して行くかなど運用現場には様々な課題があります。これらのシステム運用保守に関する現場の悩みを解決するのがOpsAidです。システム運用保守を自動化することで、企業のコスト削減や人手不足を解消します。自社でサービス運用している企業はもちろん、運用保守をアウトソースしている企業にも活用していただけるサービスです。

▼自社サービスである「OpsAid」を開発するに至った背景はなんでしょうか?

自社で開発したウェブサービスを自社で運用する場合、関係者の参加するML(メーリングリスト)を用意して、サーバから送信されるすべてのアラートメールをそこに集約させるといった方法が多く行われています。
その場合、メールを毎朝目視でチェックしたり、件名を工夫して振り分けたり、緊急用のML(メーリングリスト)を分けるなどの工夫を凝らしますが、障害を検知すると数分間隔でメールが出続けるようなケースや、障害の発生通知を受信してから数分経っても復旧通知が来ない場合に初めて調査が必要なケースも多くあります。 他にも同時に大量のアラート通知が届くような大規模な障害になると、対処が必要なアラートメールが埋もれてしまうなど、人手に頼った運用には限界があります。

アンタスではMSPサービスを提供していますが、作業の漏れをなくし、如何に素早く復旧を行うかについては、これまでに培ったノウハウや仕組みがあります。その仕組みを同じ悩みを抱えるユーザに展開できないかと思いサービスとして提供することを考え、今回開発に至りました。

▼開発する際、課題や難しかったところはありましたか?

自社内の運用フローをベースにしても、それが必ずしも他の企業や運用現場に受け入れられるものではありません。利用するユーザーや運用現場によって、利用者自身が運用フローをカスタマイズすることができる仕組みが必要でした。

▼先の課題をどう、乗り越えましたか?

アンタスには運用のプロフェッショナルは多数在籍していますし、24/365体制の運用保守チームもいますので、運用担当からの意見を取り込みながら、ユーザが自分で運用フローをカスタマイズできるような機能を用意しました。
例えば、対処が必要なメールの条件を件名だけでなく、流量でも指定できたり、条件にマッチした場合に自動実行する対応手順なども指定できたりといっことが柔軟にできるよう意識しています。
実際にアンタスの運用の現場で使用して、ユーザーの立場で使い勝手の検証を行いながら機能の改良を続けています。

利用者の最初の手助けに「OpsAidの利用マニュアル」も用意しました。利用するユーザーや運用現場によって、利用者自身が運用フローをカスタマイズしやすいような機能改良はもちろん、使いやすさも考え、今後は活用事例などもでご紹介していきます。

▼開発した自社サービスの技術を活かして、今後取り組みたいことはありますか?

機能を充実させて同業のMSP向けにも受け入れられるようなサービスにしたいと思っています。 それ以外にも問い合わせ管理ツールなどにも応用が効くツールですので、アンタスの得意とするAI分野のテクノロジーと合わせて別の分野にも応用していきたいですね。

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今回ご紹介した【アラート対応自動化サービス「OpsAid」オプスエイド】は
現在無料トライアル実施中です。
アンタスで開発したサービスを試したい方、是非トライアルしてみてください!

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▼ここだけの裏話

サービス名の決定はクラウドソーシングも利用しましたがグッと来るものが見つからず、結局自分たちで考えた案を採用しました。