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株式会社山崎設備設計

石川県に本社、東京・大阪に拠点を構え全国のお客様の電気、空調、給排水などあらゆる設備設計をトータルサポートしている山崎設備設計様。確かな品質であらゆる設備設計をフルサポートされている設備設計のスペシャリスト企業です。

依頼背景

年間400件以上の電気・空調・給排水など、あらゆる設備設計を行っている山崎設備設計様。年々依頼案件が増えている中で、お客様のニーズに応えた設備設計を素早く的確に進め、より良いサービスの提供をしていくうえで、作図作業の効率化・自動化の検討を進めていらっしゃいました。

建設系の自動作図技術はありますが、山崎設備設計様の顧客である小規模から中規模物件に適した自動化が中々見つからず調べていたところアンタスを見つけていただき、お問合せいただきました。

開発の流れ

アンタスでは導入後の効果をしっかりとお客様に提供することを目標にシステム開発を行っております。自社で提供しているDXツールをご提案するのではなく、お客様の課題を伺い、解決する方法を検討していきます。検討の中で、ツールが使えるのであればツールのご紹介(使い方/運用イメージなど)もします。ツール利用で課題が解決しないと考えた場合は、新たなシステムやアプリの開発をご提案しています。

そのためまずは、山崎設備設計様の業務工程や課題を理解するために
・現状業務フロー
・業務で発生する課題/問題
・課題/問題がどうなったら、作業者が幸せか
について、現場リーダーの方にも参加していただき、洗い出し作業を行いました。

山崎設備設計様の現状業務フローの問題点や改善したい点を教えていただき、自動化や効率化が可能か検討から開始しました。
山崎設備設計様の現場リーダーと色々意見交換をしながら、現状の業務フローを変えるなどといった、現場負担がかからない部分の自動化・効率化が可能な作業、そして効果が期待できる作業を一緒に検討していきました。

開発システム

検討の結果、山崎設備様の顧客である小・中規模物件では、物件の状況に合わせた配管等を収納するメーターボックスの算出が必要でした。
そのため、最適配管と最少サイズになるなるよう、顧客のご依頼内容に応じて、都度メーターボックスの設計を行っていました。
工事の状況によっては修正も必要なため、多くの物件対応を行っている中で、お客様への提供・提案が少しでもスピーディーにできるよう、メーターボックスのサイズを自動で計算でき、簡易的な図面を出せるアプリ開発を行うことになりました。

様々な配管を並び順を考慮しながら、物件の規格にあった配管にするのは、とても大変な作業です。
そこで、依頼内容に応じて離隔や梁、配管並び、配管の径や本数、保温などをご設定することで自動的に配管が設定されるアプリを開発いたしました。
また、最小サイズで算出する機能を入れること
ご依頼内容に対して最適サイズ算出を自動的に行えるようになりました。

導入効果/今後の展望

※山崎設備:現場リーダー様からのコメント
▼導入効果
通常ご依頼先のお客様に説明する際、文章のみでの簡略的な説明または、1時間程度かけて簡単な作図を行っていたところ、5分で説得力のある資料ができるようになりました。

また社内で対象社員20名程度が使用するものですので、ひと月で少なくとも50時間程度は業務時間短縮につながっているのではないでしょうか。

▼今後の展望
今回の作図業務自動化アプリを筆頭に、業務改善ツールを積極的に取り入れ社員の業務時間を短縮していきます。これにより働きやすい環境づくりに合わせ、お客様により良い提案を迅速に行い更なる発展を目指しております。