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DXプロジェクト-設計成果作成支援システム1

【vol.1 業務の可視化】

不二総合コンサルタント株式会社

道路や橋を作る、大規模店舗や住宅団地を造成する…。といった社会基盤の整備を行う際に、いきなり工事を始めるわけにはいきません。そこで活躍するのが設計コンサルタントです。
不二総合コンサルタント様では、設計コンサルタントとして土木工事や土地開発プロジェクトなどの企画段階から関わり、土地・地質の状態や環境への影響などを調査し、計画、測量、設計、申請業務、維持点検、システム開発など、幅広い事業に取り組んでいます。

▼目指すビジョン 不二総合様DXプロジェクト

不二総合コンサルト様では2021年に、蓄積されたデータやデジタル技術を最大限に活用し、従来のビジネスモデルの最適化を進め、「業務効率化」「技術サービスの高付加価値化」を実現。
「新しいビジネスの創造」へチャレンジすることを目標とした「不二総合コンサルタントDX2025」を策定されました。

データとデジタル技術を利用した「業務改革と生産性の向上」、「レガシーシステムからの脱却」、「新しいビジネスモデルと価値の創造」の実現を行っていくため、会社全体の取組として、社員の皆さんが参加しDX化に取組んでいらっしゃいます。

【不二総合コンサルタント 代表取締役 牧田社長様より】
当社は昭和36年の創業以来「高品位な技術と人間性を高め、生命に優しい環境創造を通して社会に貢献する」を経営理念に事業を展開してきました。近年の激甚化する自然災害やインフラ施設の急速な老朽化、地方創生など様々な課題が直面する中、持続可能な社会資本の整備を通して、技術と親切丁寧なワンストップサービスを総合的に提供し、住民が安全で安心して生活できる社会を目指していきます。

▼ご依頼の背景

このDXプロジェクトを進めるにあたり、DX部会を立ち上げ、情報収集からスタートされました。DXプロジェクトを進めていく中で「建設コンサルタント業務におけるノウハウの蓄積とAI導入」について情報収集を行っている際、アンタスのWEBセミナーを見つけていただき、参加していただきました。

【アンタスへのご依頼について 設計部 次長 藤原様より】
WEBセミナーで建設業界の自動化の事例をみて、経験がモノを言う業界でどのようにノウハウを引き継げば良いか、方法の一つとして自社にもAI導入ができるのではないかと思い、アンタスさんとの打合せを行いました。

打合せでは、アンタスさんのエンジニアが土木設計システム開発なども行った実績があり、業界用語や業務内容などの理解が早かったこと、建設業界の課題や使用しているソフトなどにも詳しいこともあり、具体的な相談をすることができました。
当社の取組みは全社の業務にまたがる内容だったため、端的な自動化や効率化ではなく全体を通して効率化したいことを相談しました。
アンタスさんからは現状どのような課題があり何ができれば効率化になるのか、業務全体を調査し「業務の可視化」を行うことで効果的なシステム開発を行う提案を受けました。
・建設業界に詳しい点
・効率的なシステム作りを提案してくれる点
この2点から、アンタスさんに依頼をすることにしました。

▼最初の取組 全体調査

不二総合コンサルタント様の業務効率化に向け、まず初めに取り掛かったのは
・現状の課題の洗い出しと整理
・課題を解決するシステムのご提案の検討  です。

そこで次の内容で【業務全体調査】を実施させていただきました。

・業務内容理解(現状業務を分析し業務概要の理解を深めます)
・機能構成図作成(業務/システムの機能を階層的に分析し、対象範囲を明らかにします)
・機能情報関連図作成(業務/システムの機能と情報の流れを明確化します)
・業務の流れ図作成(作業工程での課題/手間/現状作業時間を明確化します)

上記の調査結果を分析し、社員の方へのヒアリングも実施。会議にも参加させていただきながら、不二総合コンサルタント様の業務効率化を検討するポイントを導き出しました。そのポイントに合わせてどのようなシステムで、どんな課題を解決できるのか目的とゴールを設定し、開発するシステム全体構想イメージをご提案いたしました。

▼今後の展望

開発するシステムの提案内容を踏まえ、ロードマップを作成。不二総合コンサルタント様とシステムイメージや何から開発を行うか検討を重ね、3つのアプリケーションの検証からスタートすることになりました。

【不二総合コンサルタント 岩部取締役様より】
DXプロジェクトの全体像と最終ゴールのイメージがなければ、途中で方向がぶれてしまう。そのため、アンタスさんには全体像と最終ゴールがわかるよう、全体調査を実施してもらいロードマップを提案してもらいました。また、社員へのインタビューや業務フローの整理などを通して、我が社に何が必要か社員も具体的にイメージができたのではないかと思います。
アンタスさんには、社員へのインタビューや業務理解をもっと深めてもらい、より良いシステム開発を行っていただけることを期待しています。